行動観察から作ったデータベースの活用法
今回は行動観察から作ったデータベースの実際の活用例についてです。
前回特に重要な情報として、
- 普段仕事の進め方やそのポイント
- 食べ物の嗜好
- アフター5及び休日の過ごし方
をあげましたが、それらをひとつひとつ見てまいります。
1. 普段の仕事の進め方やポイント
その人の上司(先輩)、同僚、部下(後輩)とのコミュニケーションの取り方を観察すると、その人の仕事の進め方が分かってきます。それを控えておけば、その人と一緒に仕事をする際の注意点がわかります。
2.食べ物の嗜好
「草食系」「肉食系」という言葉がありますが、予想以上に食べ物やお酒の嗜好などで、その人の性格や行動パターンは分かります。
また、食べる順番からもわかります。
例えば、「野菜→副菜→主菜→ご飯」という順で食べる人の場合、「血糖値の急激な上昇を抑えることを心がけている」ことから、
健康志向が高く、自己管理に長けている→仕事はキッチリと手順や段取りどおりに進めるタイプ
などと推測できます。
3.アフター5及び休日の過ごし方
いわゆるOFFの時の過ごし方で、平日の仕事によるストレスの解消法や気分転換の仕方が分かります。それらに関する情報や話題で提供できるものを伝えることで、親交を深めることもできます。
こういった情報を収集・編集することで、その人についてのデータベースが少しずつできあがってきます。
「彼を知り己を知れば百戦危うからず」
相手のことについて、十分に理解できていれば、チームを組んで仕事をする場合も、成果があげやすくなりますね。