pockkun's blog

50代の平凡な会社員の日々の”挑戦記”です

インプット、即アウトプットで

日頃の運動不足を解消するための(自重)ウエイトトレーニングを行っています。同様に普段少しずつ行っている英語の勉強との効果、「アウトプット」の違いについて考えてみました。
ウエイトトレーニングの場合、トレーニングそのものがインプットになり、その効果も
  • 身体が引き締まり、メタボ予防にもなる
  • 姿勢を正しく保てるようになる
  • スタミナがついて疲れにくくなる
など、自然とアウトプットされていると思われます。
一方で、英語の勉強などは、リーディングやヒアリングなどのインプットを通勤電車の中などで、毎日継続していますが、ライティングやスピーキングなどのアウトプットの機会は、仕事で機会や各種検定試験の受験を除くと、ほとんどありません。(たまに、外国人の人に道案内を求められ、説明することはありますが…)
これは、英語などの語学に限ったことではなく、全ての知的生産活動にあてはまることですが、せっかくインプットしても、アウトプットしなければ、「宝の持ち腐れ」になってしまいます。すごくもったいないことです。
ともかくどんどん、アウトプットし、その結果を検証して、より使えるものに磨きをかける行動パターンを確立せねば、と考えました。
そのためには、ちょっとした「コツ」が必要になってきます。
次回はそのコツの例をあげさせていただきます。
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アウトプットのテーマも「ミニマイズ」で

ここしばらく、インプットとアウトプットのバランスを振り返ってみると、前者の比率がかなり高く、逆に後者のそれはかなり低くなっています。
アウトプットするには、それなりのインプット量が必要ですが、目的はアウトプットすることであることを失念していたように思います。
言いたいこと、書きたいことが多くあり、どれから伝えればいいのか、優先順位をつけようとしても、新たなインプットにより、やり直しになることもしばしばです。
そこで考えたのが、アウトプットのテーマの「ミニマイズ(最小限にする)」です。
そのペースも1日にひとつに絞り込んで、
「その日に学んだこと、経験したことはその日のうちに、自分用にアレンジして、アウトプットする」ようにしてゆくのです。
あれもこれもと思っても、いざ実践するとできることは限られます。
そうならないように、「これだけは必ず行う」というものを「本能的(直感的)」に選び、それに集中することで、多くを少量ずつこなすよりも、質的に高いものをアウトプットする。それを目指します。
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自力本願でも他力本願でもなく、『調力本願』

11月に入り、今年も残り2ヶ月になりました。
日々の日常生活に追われ、立てていた目標の達成度を振り返って愕然としつつも、焦る心を落ち着かせるため、また「リセット」を兼ねたのが、今回の更新です。
何事を行うにも時間の配分が大切なのですが、当初の予想以上に時間がかかることがあります。注意深く観察してみると、
  • 準備が整っていなかった。
  • やり方が適切でなかった。
  • 「自分でする」ということに、こだわり過ぎていた。
などの原因があります。
特に三つ目の、「自分でする」ことことへのこだわり、言い換えれば『自力本願』は能動的で責任感も強い反面、視野が狭くなったり、量的にも非常に限られた範囲のことしかなし得ないという短所もあげられます。その反対に『他力本願』では、協力してくれる人の人数とその力量の分だけ、量的にも大きなものが期待できるのですが、時にはこちらの意図や期待と大きくかけ離れた結果になることもあります。
そこで、そのどちらにも偏らない、第三の道をとして、『調力本願』を実践したいと思います。これは、自力と他力のバランスを状況に応じて、適切に変えることで、より良い成果を出すことを目指すものです。
そのためにまず必要なことは、設定した目標が、協力してくれる人たちの共感を得られるものであることが必須条件です。
その上で、それぞれが担当するタスクについて、綿密な割り振りを行い、それらを実行してゆきます。
自分で全てを行うのではなく、また他者に全てを委任するのではなく、状況に応じて、それぞれができることをできる範囲で行い、その結果を積み重ねることこそが、目標を達成させる王道の一つであると考えております。
明日から具体的な実践に移ります。
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アイデアが浮かびやすい「環境」を利用して

今回はアイデアを出しやすくなる環境についての考察です。もっとも考えがまとまる所を表す言葉に『三上』というものがあります。これは馬上、枕上、厠上(しじょう)の三つをあらわしており、
  • 馬上は現代風に言い換えますと、車や電車の中などの交通機関や、徒歩なども含めた移動全般のこと
  • 枕上は、布団やベッド上のこと
  • 厠上はトイレの中
をさしています。
個人的には、これに風呂の中、つまり「浴場(上?)」も含めたいと考えています。
実際、帰宅後すぐに入る、湯舟に浸かりながら、その日の出来事で印象が強かったことを思い出すようにすると、それに関連したアイデアが浮かぶことが少なくありません。上手くいったことについては他の分野での応用法が、いまひとつしっくりこなかったことについては、その改善策が浮かぶことが多いのです。
それを忘れないうちに、メモに書いたり、あるいは、iPhone のリマインダーアプリに入力し、実際に試してみる日時を登録します。
後はその時が来たら、実践してみて結果を分析し、成果があれば継続したり、またはさらなる改善を図るようにします。成果が出なかった場合でも、それを記録しておくことで、同じことを繰り返さずに済ませることのできる、自分専用の「アイデア実践記録&行動改善マニュアル」ができあがります。
後はその内容を公開できるレベルまで汎用性を高めて、このブログでも紹介させていただきたいと思います。
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「アナログとデジタル」…使い分けからハイブリッド使用へ

前回のブログでは省略するとお伝えしていましたが、私自身の復習も兼ねて、今回は「アナログとデジタル」の使い分けと、それぞれを組み合わせたハイブリッド使用法について書かせていただきます。
以前にもこのブログで「勉強道具としてのITの活用例 」としてデジタルツールを使った勉強法を紹介させていただきましたが、それから1年以上経ち、わずかながらも内容をアップデートしております。
まずはそれぞれのツールで普段から使っている代表的なものと、その長所と思えるところのみをあげてみます。
アナログツール(リアルツール
  • テキスト、問題集、ノートなどの印刷、製本物と鉛筆、ボールペンやマーカーなどの筆記用具
  • 長所: 解答や解説のポイントはもちろん、関連情報なども自由に書き込める
デジタルツール(バーチャルツール
  • 学習用アプリ、各種辞書などの検索・翻訳サイトの他、文書や音声、動画を含む幅広い種類ファイルとそれらを保存できる各種メディア(USBメモリーなど)とクラウドサービス
  • 長所: 大量のデータが保存できるだけでなく、その検索も容易
また、それぞれを使った学習が「五感」のどれに関わっているかと分析してみますと、
  • アナログツール・・・視覚(読む、見る)、触覚(書く)
  • デジタルツール・・・視覚(読む、見る)、聴覚(聴く)
になるでしょうか。(両方とも「話す」を加えることもできますが…)
それぞれを使う際のポイントは、次の二つだと考えています。

1.状況に合わせて使い分ける
例えば、アナログツールは、自宅やカフェなどのある程度のスペースが使える場所で使い、デジタルツールは、通勤電車の中や通勤途中の信号待ちの時など、空間的、時間的に限られた状況で使用するようにします。

2.お互いを補完し合う形で使う
デジタルツールもどんどん「進化」し、一部のアプリでは「手書き」できるなど、さまざまな機能が加わってきていますが、「(鉛筆やボールペンで)紙に書いて覚える」ことに比べると、触覚を通じて脳に刺激を与えることについては、未だおよばないように感じます。
(もちろん個人差はありますが…)
逆にアナログツールの書き終えたメモやノート類の保管については、どうしてもスペースを取りますので、それをデジタルツールを使って、各種ファイルに変換して保管する、などです。

つまり、2はどちらにも偏ることなく、それぞれの良さを組み合わせて使用するという、「ハイブリッド使用法」です。
一例をあげると、デジタルで保管した問題集を見て、アナログの紙に解答を書き、答え合わせをして間違えてしまっている箇所を抜き出して、それをデジタル保存することで、iPhoneなどを使えば、いつでも、どこでも見直し(復習)ができる「ノート」を作成することもできます。
他にもいろいろと便利な方法がありますが、実際に使ってみて、改善を加えてゆくことで、自分だけの専用ツールを作りあげることができ、勉強の効率も大幅にアップさせることもできると思われます。
いずれにせよ、求める成果に一歩でも近づくためのツールとして、臨機応変な改良を加え続けてゆきます。
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「ハイブリッド思考法」で可能性を見つける

前回に続き、発想の転換を図るのに活用している方法に「ハイブリッド思考法」があります。
その定義について以下、「ハイブリッドに考える思考の技法 (高津尚志氏著 かんき出版)」からの引用をご参照ください。
…「仕事とプライベート」「スペシャリストとゼネラリスト」などのように、世の中には二項対立で語られたり、両立が難しい、相容れないとされる概念や事象が多くある。
それを「どちらか片方を選択する」のでなく、掛け合せて統合的に生かし、大きな価値、ほかには真似できない価値を生み出そうとするのが「ハイブリッド思考」だ。

個人的にアイデアを出すのに使っているのが、「アナログとデジタル」、「日本語と英語」のハイブリッドです。前者については、多くの人が実践されていると思われますので、後者についてのみ、私のやり方を紹介させていただきます。
ハイブリッド、すなわち掛け合わせる前に英語で考える時は、日本語は一切使わず、徹底して英語のみ、すなわち『英語脳』を駆使して考えてみち
思いついたアイデアのメモ書きも、独り言も、またBGMも英語ニュースや洋楽にするなど、
頭の中だけでなく、周辺環境も英語のみにします。
つまり、一時的かつ擬似的にネイティヴになりきり、『英語脳』のみで考え抜くのです。
辞書もアプリも和訳系のものは使わずに、頭の中に蓄積してきた語彙(英語サイト参照は可)のみで思考します。
当然、母国語である日本語と比べてスラスラと言葉にならないのですが、あり合わせの語彙で考え抜くことがポイントです。
このように「限られた資源」を使い倒すことには様々な効果があります。例えば、
  • 課題解決や目標を達成させるためのマインドマップが描きやすくなる
  • 工夫または改善の余地が見つけやすくなる
  • 複雑と思えたことを単純化・簡素化してみることができる
などです。
こうして英語脳のみで精錬したアイデアを日本語で考えたそれと比較した上で、掛け合わせ、または融合させます。
こうして西洋的思考と東洋的思考のハイブリッドによる「中洋的(あるいは中庸的?)発想」
を行っています。
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『逆転の発想』により新たな可能性を見つける

今回より、既成概念により発想の幅が狭まるのを防ぐために、日常生活で心がけていることのいくつかを紹介させていただきます。
そのひとつが、「本来の目的と違うことに応用してみる」で、実際に行ってみたのが「ネットカフェを勉強・仕事部屋として利用する」です。
ネットカフェと言えば、漫画や雑誌を読んだり、ネットサーフィンしたりするのが目的の、言わば『遊び』を楽しむ娯楽施設のひとつですが、「逆転の発想』で勉強や仕事場所としても活用しています。そのメリットは

  • ネットを使って情報収集や学習用サイトにアクセスしてオンライン学習できる
  • 個室なので、同じテーブルを他の人と共有しないで使える(通常のカフェの場合によくある、マナーの悪い人の大声による会話や非常識な振る舞いで感じさせられるストレスから解放される)
  • スライド式テーブルを使えば、テキストや資料、ノートなどを広げることもできる
  • 店外で購入した飲食物の持ち込みができるところも増えてきているので、滞在時間に応じて事前に用意した飲食物(自作弁当など)も利用できる
  • 毛布なども貸し出ししてくれるところが多いので、眠気を感じたら仮眠をとることもできる
などです。

その一方でデメリットとして、
  • 漫画や雑誌などがいつでも読める『誘惑』にさらされる
  • 情報セキュリティ面で、店舗のPCを使用しての、いわゆる「社外秘」に関わる文書や資料の作成や編集、保管は控えなければならない
  • アウトプット(成果)と利用料金を比較したコストパフォーマンスを考慮する必要がある
などがあげられます。
個人的には、一つ目の『誘惑』については、漫画もほとんど読みませんし、雑誌(一部の週刊誌などは、精神衛生上好ましくない内容が多いので、逆に読まないようにしています)もビジネス系や英語学習系などを除くと同様です。
二つ目は当然のことですし、三つ目も優待券や割引券などを使うことで、ある程度は逆にコストパフォーマンスを上げることもできます。
こうして、全体的に見て、メリット>デメリットであるにこしたことはないのですが、それより大切なことは、
  1. モチベーションが上がっている時は、すぐに取り掛かる
  2. 本来の用途はあくまで基本的ものに過ぎないからそのまま利用しても大きな効果を期待することは難しい。それよりも意外な使い方をしてみて予想外の効果を求める方がたやすいことを認識する
などではないでしょうか。
「モチベーションが上がる⇆予想外の効果が出る」の好サイクルを回すことで、さらなるレベルアップにつないでゆきたいと思います。
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