「経験」を貯めるということ

今回は「経験を貯める」ことについて考えてみたいと思います。

私自身は大きく分けて、次の二つの方法を行なっています。

一つめは、普段何気に行なっている仕事を含む日常生活を注意深く「観察してみる」、または「振り返ってみる」やり方です。

これを行なうと、今まで気がつかなかったことを発見することがあります。

それらをメモに取り、実際に活用するために仮説を立てて、実践してみたり、あるいは、他の人に相談したりするなど、いわゆる「フィルター」にかけて、有効なものを選別して、自分専用のノウハウのストックに加えて、必要な時にいつでも、引き出せる(Evernoteを活用しています)ようにしています。

もう一つの方法は、自分一人ではまず経験できないことを他の人に協力のもとに行なう方法です。

例えば、女性グループとのランチに男性一人で参加するなどです。

男性の同僚とは、まず入ることのない類いのお店に連れていってもらい、そこで食べるメニューに注目するのはもちろんのこと、会社では話さない内容のトークをしたり、あるいは周りの人の様子や聞こえてくる会話の内容など(けっして盗み聞きするわけでは、ありません)から思わぬヒントを得ることがあります。

ともかく、意識的に普段体験できないことをするチャンスを作るように働きかけ、そこから得た新しい発見や気づいたことをどんどん、記録し、自分の現況や解決する必要のある課題に関連づけるようにすることで、今までの知識やノウハウをアップデートすることができます。

次回はその具体例について、書かせていただきます。