pockkun's blog

50代の平凡な会社員の日々の”挑戦記”です

読書術【実践編】本の編集・加工

今回から自己流読書術における実践編です。
まず、本を読む目的を明確にしておきます。
その理由は、目的によって対象とする本の選択、そして、その内容と情報の取捨選択の仕方も変わってくるからです。
例えば、
  • 思考のバッグボーンを形成する→古典、伝記、歴史物、哲学書など
  • ノウハウを試し、結果を分析しながら自分に合うようにカスタマイズする→ビジネス書、趣味系実用書など
  • 市場や経済、文化の現状やそれぞれに求められているニーズの概要などの「一般常識」を把握しておく→業界紙を含む雑誌全般や新聞の記事など
などです。
次にその本の「扱い方」についてです。
その本が自分のものか、あるいは「借りもの」かで読み方も違ってきます。
前者の場合は、筆記用具を使って、自由に書き込みや切り抜きなどの編集作業ができますし、読了する期限も自由に設定できます。(読みさしのまま置いてるだけになる恐れも大きいですが…)
一方の後者、借りている本や雑誌などの場合は、原則そういった「編集作業」が行えない上に返却期限までに読了しなければならないという時間的な制限もあります(多く借りすぎると、読了できるのはその半分にも満たなくなることもありますので、少なめに借りるのが良いかもしれません)
ポイントは、「どんなモノにもメリットとデメリットの両方がある」ということを意識し、「それぞれの持つメリットのみに目を向けて、それを活用する。デメリットは他のモノで補完する」という考えで取り組むことだと思います。
自分の本の場合は、極端な話、原形をとどめないほど自分が一番使いやすい形に『改造』することもあります。必要なページだけを残し、それ以外は捨ててしまうことも躊躇なく行えます。そうしておいて必要な時にすぐ参照できるようにしておくのです。
一方、借りている本や雑誌などの場合、必要な箇所だけをノートに書き写す「読書録」を作成しておいたり、コピーをとる、あるいはスキャンして、デジタルデータとして保存しておきます。
このようにそれぞれから得た知識やノウハウをすぐに使えるようにしておきます。
実はこの編集作業を行うのと行わないのとでは、頭に残る内容量とその理解度に大きな差がでるようです。
その理由は、情報の取捨選択とそのアレンジにより、強く意識されるからだと推察できます。
次回はこれらの編集作業の具体例をいくつか紹介させていただきます。
f:id:pockkun:20150615215919j:image