pockkun's blog

50代の平凡な会社員の日々の”挑戦記”です

人間関係も適材適所で(続)

今回は「友人・知人関係」の適材適所についての考察です。これについて、「整理整頓する」というと少し冷酷な感じがしますが、実際は多かれ少なかれ、意識的にしろ、無意識的にしろ、行われているのではないかと思います。
その基準は、
  1. 価値観が同じ、あるいは近い
  2. 相性が良い、気が合う
  3. 利害関係が無い
  4. 常識がある、礼儀をわきまえている
などでしょうか。
また、その人の意識レベルの高さなども大きく関わってくるものと考えられます。
例えば、その人が向上心が高ければ、周りの友人、知人もそのレベルに合わせるかのように変わってくるのです。
そういった意味では、自分自身が理想としている人たちの中に加わる、逆パターンの『適材適所』も大切です。
以下、小玉 歩氏の「仮面社畜のススメ」(徳間書店)からの引用です。
多くの場合、あなたの成長過程やステージに応じて、新しい人間が現れるので、その時々でつき合う友人は流動的に変わっていくのです。

確かに、そのような「新しい」友人や知人から受ける、自分の知らない考え方や価値観による刺激や情報により、自分のそれらが『化学反応』を起こし、従来の思考パターンや行動パターンを少しずつ変えてゆけるのではないかと考えます。

次は守屋 洋氏の「中国実学の読み方」(ごま書房)で紹介されていた、中国の思想家、であり性悪説で有名な荀子(じゅんし)の言葉の引用です。

「蓬(よもぎ)も麻中(まちゅう)に生ずれば、扶(たす)けずして直し」
(意味)蓬という草は、普通は土にへばりつくようにして生えている。しかし、麻の中に生えさせると、まっすぐにスクスクと育つ。麻というのは上へ上へと伸びるので、蓬もその影響を受けて、まっすぐ育つのであるこのことは人間にも当てはまる。環境が人をつくるのである。環境に恵まれないと、それを伸ばすのは難しいが、それほどの素質はなくても、環境によって能力が開花する場合も世の中には多い。

つきあう友人や知人、つまり環境を変えることで、さらなる『成長』を重ねてゆきたいですね。

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