映画を観て学べること…やはり劇場で観るのが一番
今回は映画を劇場で観るメリットについての考察を書かせていただきます。
そういった時代だからこそ、気になる作品はやはり、「旬のうち」に劇場で観る方が、その作品から得られるものが多いように思います。
その理由は、
①映画はその国の文化やその時代の流行の縮図でもある
→スピード重視の時代だからこそ、タイムリーに観ることで、少なくとも作品とその関連事項の最新の情報を得ることができる
②劇場で公開されている他の作品、またこれから公開予定の作品の情報などもその場で触れることができる
→その他にも他の観客の反応やコメントなどから、参考になる情報を入手することができる、などマーケティング的な視点も養うことができる
③鑑賞している映画のストーリーや登場人物のコメント、や行動、印象的なシーンなどに含まれている「ヒント」や「メッセージ」に気づく、あるいは感じ取ることで、仕事やプライベートなどの実生活に自分なりに応用できる方法を作れる
→単なる娯楽にとどまらず、ビジネス書や自己啓発書にも劣らない教訓を得ることもできる(作品のテーマによるところも大きいですが…)
などがあげられます。
実際、昨日観て来たアメージング・スパイダーマン2について、私が感じたことを以下に書かせていただきますと
主人公の行動(一人での集中作業)
などだけを見ても、ビジネス書の内容にも通じるものがありました。
さらには
主人公の行動(他者との関わり方)
- 戦いの最中に危険から救った人物の一人(後に不慮の事故により敵になる)にかけた言葉は、その人が思っているような自己否定を認めるものでなく、彼の能力を高く評価し、勇気を与えるものであった。その上で「これからは(自分の)目と耳になって欲しい」とまで言っている。
- 同様にクラスメートのイジメにあっていた少年を助けた時にかけた言葉も、壊された彼の作品(おそらく理科の課題)を褒めながら、すぐに直し、その後も少年を家まで送りながら、自信を持てるように配慮したトークを続けていた。(この少年が物語のラストで大きな役割を果たします)
さらに、
主人公のキャラクターの使い分け
- ヒーローに「変身中」は戦いの最中もジョークを連発するなど、深刻になり過ぎない、または困難な戦況になっても、絶えずポジティブに突破口を見つけようとする
- 逆に普段は、過去の事件の「後遺症」(トラウマ)に引きずられ、ネガティブな面を垣間見せることもある
など、状況や果たすべき責任によって「自分の人格を使い分ける」点も実社会において、(私自信を例にあげると)「会社員」「父親」「夫」「長男」などいくつもの『顔』である『ペルソナ』(仮面)という心理学にも通じるテーマにも通じる点もありました。
この他にも勉強になった点はとても多く、やはり興味のある映画はタイムリーに観ることをお勧めさせていただきます。