人によって見える「形」はさまざま

久しく更新していませんでしたが、今日から再開させていただきます。

花見も兼ねて、京都の東寺で行われていた、今日が最終日のイベントに行ってきました。

漫画家がそれぞれの仏を書いたイラストの展示なのですが、描かれた仏の絵がそれぞれの「顔」を持ち、なんとも独特のキャラクターになっているのです。

同じ仏や菩薩も描く人により、それぞれ別人、いや別の仏や菩薩になるわけですが、同じことが、我々が他の人を見るときも、逆に他の人が我々を見るときにも生じているのではないかという思いにいたりました。

極論になりますが、「同じものを見ていても、100%同じように認識しているわけではない」ということです。

そうなると、普段我々が目にしているもの、聞いているものや、触れているものなど、五感で認識しているものは、厳密には全て微妙な差異があるのかもしれません。

少し哲学的な内容になりましたが、次回もう少し具体的な例で書かせていただきます。