限られた時間などのリソース。だからこそ戦略が必要
今回は『戦略』の本質を理解して、実生活に活かすことについて、書かせていただきます。まず、戦略の定義について、ダイヤモンド社刊 「戦略学 立体的戦略の原理」菊澤研宗氏著のまえがきからの引用です。
あらためて、戦略とは何かー軍事の世界で言えば、命をかけて敵と戦い、勝つことを目的地とするロードマップ(道路地図)であり、また産業界では企業固有の独占化による生存の方法である。さらに、ゲーム理論では相討ちも視野に入れた相手の動きに対するこちら側の最適な適応行動(ナッシュ均衡行動)であり、組織論の世界では変化する環境に対する組織的適応行動を意味する。
このように、今日、「戦略」という言葉は様々な分野で様々な形で使用されめいるが、その本質はみな同じである。それは、先に述べたように、(中略)「生き残るための知恵」なのだ。
とされています。
なるほど、生き残るためには何をどう努力すればいいのかの知恵が「戦略」であるわけですね。その知恵を絞り出すには、自らがどのような環境に置かれているかを知る洞察力を持ち、間違いに気づいたら、すぐに修正する姿勢が重要になってくると思います。
私自身10代、20代の若い時は人生において、特に何の危機感もなく過ごし、社会人になって30代、40代になり、徐々にそれがつのってくるのを感じ始めてきました。
さらに今日の日本そして世界の経済情勢を見れば見るほど、ますますその危機感は強まるばかりです。
定年まであと14年、だだしその頃は65歳まで延長になっていればあと5年プラスされて、19年になりますが、まず年金の支給開始年齢とその金額が現在のシステムより大きく変わっている(おそらく、さらに遅く、そして少額になっているかと…)可能性が非常に高いかと思われます。
そうした状況の中、さいわい「まだ困っていない」今のうちから、『準備』しておくことでリスクを回避する、あるいは少なくとも軽減できると思います。
もちろん全て自分一人で情報収集して、それらを分析して準備するのではなく、有料でもプロである専門家の人たちに相談することと、そうでないことを区分しておくことで、知っていれば避けられるリスクを冒すことなく、自分の貴重な時間と情報量以上のお金を失わずに済ませることができると思います。(投資系や保険系など)
まずは、1年、そして5年、そして10年と
各期間ごとの戦略を練り、その実践のための行動目標を一つずつクリアすることを徹底します。