pockkun's blog

50代の平凡な会社員の日々の”挑戦記”です

"responsibility (反応力)"で『現実』を変える

数年前に読んだ本の内容で、「責任に該当する英語は"responsibility"だが、本質的な意味は『反応する力』で、日本語の責任とはニュアンスが違う」というものがありました。

その時はそれほどピンと来なかったのですが、

昨日の朝目覚めた時に、その言葉が突然頭に浮かび、実践してみようと思ったのです。

不思議なことに早速、その『力』を試す場面に出くわしたのが、朝の通勤電車内でした。

最寄り駅を6:00amちょうど発の電車なので、ほぼ100パーセント座れるのですが、次の駅で旅行なのか、それぞれ大きなトランクを持った60代半ばの夫婦と思われる二人が乗車し、向い側の座席に座りました。奥さんはそうでもないのですが、ご主人の話す声が、とても大きく、目を閉じて『瞑想』(朝のルーチンにしています)していたのが遮られる形になりました。

今までこういう状況に出くわした時は、ほぼ必ず「イラっとしていた」のですが、意識を変えて、

  • 「年配の方だし、耳が少し遠いのかも…」
  • 「2、3駅ほどで他の路線との乗り換え駅に着く。旅行に行く様子なので、そこで乗り換えるのでは?」

と考えて、心を落ち着けることにしました。

後者の予想通り、その駅で二人は降車し、いつもの静かな車内に戻りましたので、再び瞑想に戻ることができました(笑)

出社後、会社でも、この『反応する力』を上手く使うことで、いつもより冷静かつ生産的に仕事を進めることができました。(その内容は省略させていただきますが、ご了承ください)

再び帰りの電車でも、意識の切り替えが役立つ場面に遭遇しました。

乗車した時は空いている座席が無かったので、吊り革につかまって立っていました。

ある駅に着いた時、目の前に座っていた人が立ち上がったので、座ろうとしたのですが、直ぐ隣にいた30代と思われる女性が、滑り込むようにその席に座りました。

この時も「呆れかえる」ところを

  • 「そう言えば先ほどから、盗塁を狙っている野球選手のように、空きそうな席を探している様子だったな。よほど座りたかったのか。」
  • 「こちらは朝も座ってるし、デスクワークだから、立ち疲れしてないから、まあいいか。」
  • 「ある意味、見事な『体さばき』だったな。集中力と瞬発力とたまものか…」

などと考え方のベクトルを変えることで、

ネガテイブな感情にならずに済むことができました。

このように意識(考え方)や行動を変える、つまり自分の受け取り方(反応)次第で、どんな事象もプラスに、あるいは少なくともニュートラル(中間的)なものにすることができます。

感情的になるよりも理性的に処理を行なうことで、トラブルやピンチも現状改善のチャンスにすることも可能となり、ある意味、「現実を変える」ことができていると言えます。

さらに発展させることができれば、本当の意味でも、変えることができるかもしれません。

こらからも、この『反応する力』の可能性に注目してゆきたいと思います。

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